中国の自動車・電池メーカー、BYD(
01211/
002594)でブランド・広報責任者を務める李雲飛氏はこのほど、BYDが自動車業界の中国恒大集団(
03333)になる可能性があるとする文章や評論、動画が散見されるものの、中国の主要自動車メーカーの財務状況は国外の自動車メーカーと比べて良好であり、中国の主要自動車メーカーに「中国恒大集団」は存在しないとの考えを明らかにした。『AAストックス』が30日、中国本土メディアを引用して伝えた。
李氏は、BYDの総負債が5800億元超に上っていることについて、トヨタ自動車は2兆7000億元、フォルクスワーゲンは3兆4000億元、フォードは1兆7000億元、上海汽車集団(
600104)は6104億元に上っていると指摘。総負債が企業の危険度を示すわけではないとした。
自動車業界の「中国恒大集団」を巡っては、長城汽車(
02333/
601633)の魏建軍会長が中国本土メディアの取材に対し、中国の自動車業界にはすでに中国恒大集団が出現していると指摘。まだ破綻していないだけとの見方を明らかにしていた。