モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国のIP(知的財産)産業の将来性についてこれまでより楽観的な見方を示し、デザイナーズトイ最大手のポップマート(
09992)と宝飾品製作・販売の老鋪黄金(
06181)をトップピックに選び、投資判断を「オーバーウエート」とした。『AAストックス』が30日伝えた。
モルガン・スタンレーは、多くの企業が依然として明確な需要回復を確認できていないなか、IP関連商品は今年最も好調な消費財カテゴリーの一つだと指摘。主要なIP企業が今後3年間の売上高と利益の年平均成長率(CAGR)目標を35%超に設定する一方、従来型産業では企業の多くは売上成長の伸び率が1桁台にとどまり、利益率の改善も限られるとみている。
モルスタの中国消費財市場における選好順位は次の通り。
●首位:ポップマートと老鋪黄金=力強い成長を期待
●2位:安踏体育用品(
02020)、中国蒙牛乳業(
02319)、ヤム・チャイナ(
09987)、青島ビール(
00168/
600600)=成熟したブルーチップ
●3位:康師傅控股(
00322)、統一企業中国(
00220)=配当利回り重視の銘柄