2025-05-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、マイナス圏で軟調に推移 電機株や自動車株など安い
30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.31%安の3353.07ポイントだった。深セン成分指数は0.75%安の10051.62ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7546億9800万元だった。
上海総合指数はマイナス圏で軟調に推移した。28日に米国際貿易裁判所がトランプ米大統領の相互関税とカナダとメキシコ、中国への追加関税を無効と判断し、差し止め命令を出したが、二審にあたる米連邦巡回区控訴裁判所は29日、差し止め判決を一時的に停止することを命じており、米国の関税政策を巡る不透明感が相場の重しとなった。また、31日には中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表されるほか、6月2日は端午節で休場となることもあって、持ち高調整の売りも広がった。セクター別では、電機が全面安となったほか、自動車や電源設備も売られた。半面、銀行が全面高。バイオや製薬も買われた。
上海B株指数は0.24%安の259.95ポイント、深センB株指数は0.94%安の1194.43ポイントだった。