大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国のスマートフォン大手、小米集団(
01810)の目標株価をこれまでの65HKドルから70HKドルに7.7%引き上げた。新たな目標株価は2025−26年の予想PER38倍、電気自動車(EV)事業の予想PSR(株価売上高倍率)4.4倍に相当する水準。投資判断は「買い」を継続した。
大和は、小米集団の2025年1−3月期決算で調整後純利益が市場予想を13%上回ったと指摘。IoT(モノのインターネット)およびEV部門の粗利益率がそれぞれ予想から4ポイント、2ポイント上振れし、ポジティブサプライズだったと評価した。また、6月3日に開催予定の投資家向け説明会と、7月に予定されている新型EV「YU7」の市場投入が株価押し上げ材料になるとの見方を示した。
大和は小米集団のEV部門とIoT部門の粗利益率見通しを上方修正し、2025−27年のEPS予想を8−19%引き上げた。
小米集団の株価は日本時間午後0時19分現在、前日比1.84%高の52.50HKドルで推移している。