2025-05-27 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、米休場で材料難 自動車関連の売り続く
27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.18%安の23241.23ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の8412.10ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1113億9000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。26日の米国市場はメモリアルデーで休場。市場全体を動かす材料が乏しいなか、トランプ米政権と貿易相手国の関税交渉を巡る先行き不透明感が引き続き重しとなった。5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を週末に控え、様子見気分も漂った。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車販売の中升集団(
00881)、自動車メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)が大幅に続落。値下げ競争の激化による収益の悪化を懸念する売りが続いた。産金大手の紫金鉱業集団(
02899)、ネット通販大手のJDドットコム(
09618)なども安い。半面、製薬の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、不動産管理サービスの華潤万象生活(
01209)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)などが買われた。