2025-05-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続落、米関税交渉の不透明感が重荷
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前日比0.33%安の3335.76ポイントだった。深セン成分指数は0.87%安の10002.93ポイントと4営業日続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6104億9700万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、序盤は前日終値を挟んで一進一退。その後は次第に下げ幅を広げて前場の取引を終えた。トランプ米政権が貿易相手国と進める関税交渉の先行きが不透明ななか、世界経済や貿易が混乱するリスクを警戒する売りが優勢となった。前日の米株式市場が休場だったこともあって相場全体の新たな材料に乏しく、投資家は積極的な売買を手控えたもよう。
セクター別では、コンシューマーエレクトロニクスや非鉄金属、造船、石炭が売られる半面、宝飾品、食品・飲料や酒造が売られた。
上海B株指数は0.64%安の257.90ポイント、深センB株指数は0.03%高の1191.22ポイントだった。