CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、世界最大の車載電池メーカー、寧徳時代新能源科技(
03750/300750)について、H株の投資判断を強い推奨を示す「ハイコンビクション・アウトパフォーム」、目標株価を385HKドルにそれぞれ維持した。『AAストックス』が26日伝えた。
寧徳時代新能源科技の株価は今月20日に上場して以来、23%超上昇していると指摘。中国本土と香港に重複上場する銘柄はこれまでA株の株価がH株よりも高い状況が一般的だったものの、H株の株価が高くなる「新常態」が始まった可能性があるとの見方を示した。寧徳時代新能源科技については、上場初期段階の熱狂が冷めた後も、H株が高い状況が続く可能性があるとした。一方、中国本土と香港に重複上場する大型銘柄では、寧徳時代新能源科技に最も近い銘柄としてBYD(
01211/
002594)が挙げられるが、BYDも5月以降、H株がA株を上回る状況が続いているとした。
寧徳時代新能源科技の株価は日本時間午後3時40分現在、前営業日比4.16%安の309.00HKドルで推移している。