週明け26日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。トランプ米政権と貿易相手国の関税交渉を巡る先行き不透明感が再び意識され、前日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。トランプ米大統領は23日、欧州連合(EU)が貿易協議で譲歩をしなければ、6月1日から50%の関税を課すと自身のSNSで表明。しかし米紙『ニューヨーク・タイムズ』によると、トランプ氏はEUのフォンデアライエン欧州委員長との電話会談後の25日、50%関税の発動を7月9日まで延期すると投稿した。
指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.66%安の23444.37ポイントで推移している。個別では、2025年1−3月期決算を発表する美団(
03690)が安い。自動車メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)がそろって下落。BYD子会社のBYDエレクトロニック(
00285)も売られている。半面、半導体受託製造のSMIC(
00981)、電力大手の華潤電力控股(
00836)が買われている。