23日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.24%高の23601.26ポイントだった。中国企業指数は0.31%高の8583.86ポイント。メインボードの売買代金は概算で2036億7000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、中盤は高く推移。前日のNY市場で米長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が買われたことで地合いが改善。人民元高を背景にきょうの中国本土の株式相場が上昇し、香港市場にも買いの勢いが波及したもよう。ただ、本土市場の主要株価指数が下落して終え、ハンセン指数も終盤に前日終値付近でのもみ合いとなった。セクター別では、エネルギーと素材が買われた半面、公共事業が売られた。
ハンセン指数構成銘柄では、石炭大手の中国神華能源(
01088)、石油大手のペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)の上昇が目立った。豚肉大手の万洲国際(
00288)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)は続伸。製薬の石薬集団(
01093)、新エネルギー車大手のBYD(
01211)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)も高い。一方、宝飾販売の周大福珠宝(
01929)、鉄道事業の香港鉄路(
00066)、不動産管理の華潤万象生活(
01209)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.09%安の5246.87ポイントと続落。新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)、自動運転技術の地平線機器人(
09660)が安い。一方、構成銘柄からの除外が決まっている閲文集団(
00772)、ショート動画のビリビリ(
09626)が大幅に反発した。