DBSグループリサーチは最新リポートで、マカオでカジノを運営するサンズ・チャイナ(
01928)の投資判断を「買い」で維持した。ただ、足元の地政学上のリスクと世界的な先行き不透明感を踏まえて慎重な見方を維持し、目標株価を従来の26.62HKドルから22.86HKドルに引き下げた。2024−26年の売上高と利益の年平均成長率をそれぞれ10%、27%と予想している。『AAストックス』が23日伝えた。
DBSはサンズ・チャイナが業界で優位なポジションにあると評価。IR(統合リゾート)「ロンドナー・マカオ」第2期がプレミアム・マス市場の客足拡大に寄与するとみている。また、「ベネチアン・マカオ」のシアター施設の改装が完了した上、今年4−6月期以降は比較対象の前年同期が以前の改装工事の影響で低水準だった反動もあり、サンズ・チャイナはカジノ収入ベース市場シェアが拡大すると見込む。
サンズ・チャイナの株価は日本時間午後3時11分現在、前日比0.40%安の15.06HKドルで推移している。