22日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比1.19%安の23544.31ポイントだった。中国企業指数は1.19%安の8557.64ポイント。メインボードの売買代金は概算で1982億2000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移し、後場に入って下げ幅を広げた。中国当局による追加の景気対策への期待は強いものの、新たな手掛かり材料に乏しい中、前日の米株安が嫌気された。また、ハンセン指数は前日に終値で3月24日以来およそ2カ月ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定の売りも広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(
09988)が売られて指数を押し下げたほか、前日大引け後に25年1−3月期決算を発表した百度(
09888)が4%超下落。前引け後に25年3月本決算を発表したレノボグループ(
00992)が5%超下げたほか、阿里健康(
00241)や海底撈国際(
06862)の下落も目立った。小米集団(
01810)は後場に下げ幅を拡大。雷軍会長が22日夜に発表予定のスポーツ多目的車(SUV)「YU7」について、正式発売は7月を予定しており、22日に販売価格を公表することはなく、予約開始もまだ先になると明らかにした。半面、周大福珠宝(
01929)や京東健康(
06618)が買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.70%安の5251.75ポイント。阿里健康やレノボグループのほか、ビリビリ(
09626)やBYDエレクトロニック(
00285)が大きく下げた。半面、1−3月期決算を発表した小鵬汽車(
09868)が6%近く上げた。