2025-05-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続落、終日マイナス圏 利益確定売りや様子見ムードで
16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.40%安の3367.46ポイントだった。深セン成分指数は0.07%安の10179.60ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆895億4300万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、序盤に下げ幅を拡大すると、その後もマイナス圏で軟調に推移した。指数はおよそ2カ月ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定の売りが相場の重しとなったほか、週明けには鉱工業生産や小売売上高など4月の主要経済指標の発表も控えており、様子見ムードも強かった。セクター別では、保険が全面安となったほか、銀行、証券、化学繊維などが売られた。半面、自動車部品や宝飾、製薬などが買われた。
A株市場では、石油株のシノペック(
600028)やペトロチャイナ(
601857)、保険株の中国太平洋保険(
601601)や中国平安保険(
601318)が売られたほか、宜賓五糧液(
000858)や完美世界(
002624)も安かった。半面、寧波均勝電子(
600699)がストップ高を付けたほか、王府井集団(
600859)や華東医薬(
000963)、BYD(
002594)も高かった。
上海B株指数は0.24%高の259.33ポイント、深センB株指数は0.50%高の1195.06ポイント。