マッコーリーは最新リポートで、中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)の目標株価を176.3HKドルから3%引き上げて182.3HKドルに設定した。投資判断は「アウトパフォーム」を維持。アリババ集団の押し目買いを勧めた。『インフォキャスト』が16日伝えた。
一方、一部事業部門の利益率を反映し、2026年と27年3月期通期の調整済みEBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)をそれぞれ1%、2%下方修正した。
マッコーリーは、市場のトレンドの安定と人工知能(AI)収益化の改善を背景に、アリババ集団の25年4−6月期の顧客管理収入(CMR)が予想を上回ったと指摘。また、企業による積極的な導入がクラウド事業の収益成長を後押ししており、今後は伸びさらに加速すると予想。AIの導入はインターネットサービスや自動運転などの先進分野だけでなく、従来型産業にも広がっており、旺盛な需要が見られるとした。
アリババ集団の株価は日本時間午後0時8分現在、前日比5.20%安の122.20HKドルで推移している。