15日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.79%安の23453.16ポイントだった。中国企業指数は0.97%安の8509.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で2002億HKドル。
ハンセン指数は序盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、再びマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。米中が週末に合意していた関税の大幅引き下げを14日に実施したことで貿易摩擦懸念が後退したものの、指数は前日に2%超上昇し、終値で3月24日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、来週初めには中国で鉱工業生産や小売売上高など4月の主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードも強まった。
ハンセン指数構成銘柄では、JDドットコム(
09618)が4%超下げたほか、美団(
03690)が売られて指数を押し下げた。龍湖集団(
00960)やSMIC(
00981)、舜宇光学科技(
02382)の下落も目立った。半面、東方海外(
00316)やチャイナ・ユニコム(
00762)、吉利汽車(
00175)などが買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.56%安の5297.84ポイント。JDドットコムのほか、SMICと同業の華虹半導体(
01347)、レノボグループ(
00992)などが売られた。半面、テンセント・ミュージック(
01698)や同程旅行(
00780)が買われた。