15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.25%安の23581.29ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の8570.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1101億4000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かず、再びマイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。米中が週末に合意していた関税の大幅引き下げを14日に実施したことで貿易摩擦懸念が後退したものの、指数は前日に2%超上昇し、終値で3月24日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、来週初めには中国で鉱工業生産や小売売上高など4月の主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードも強まった。
個別では、美団(
03690)が売られて指数を押し下げたほか、JDドットコム(
09618)と傘下の京東健康(
06618)の下落も目立った。金相場の下落を受けて紫金鉱業集団(
02899)も安い。半面、BYD(
01211)や東方海外(
00316)、吉利汽車(
00175)などが買われた。