2025-05-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:4日ぶり反落、終日マイナス圏 輸送設備株など安い
9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.30%安の3342.00ポイントだった。深セン成分指数は0.69%安の10126.83ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1920億2200万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。トランプ政権が中国からの輸入品にかける関税を大幅に引き下げることを検討していると伝わったものの、不透明感は依然として強く、週末を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなった。一方、中国の税関総署が9日発表した2025年4月の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比8.1%増となり、市場予想(1.9%増)を大きく上回ったが、10日には物価統計が発表されるとあって、様子見ムードも強まった。セクター別では、輸送設備が全面安となったほか、半導体や採掘、自動車サービスなども売られた。半面、銀行が全面高。美容関連や繊維・アパレルなども買われた。
A株市場では、用友網絡科技(
600588)や啓明星辰信息技術集団(
002439)、奥飛娯楽(
002292)、永輝超市(
601933)などが売られた。半面、国軒高科(
002074)が大幅高となったほか、海信家電集団(
000921)や興業銀行(
601166)、中信銀行(
601998)などが買われた。
上海B株指数は0.02%安の260.05ポイント、深センB株指数は0.22%安の1184.62ポイント。