7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.80%高の3342.67ポイントだった。深セン成分指数は0.22%高の10104.13ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4683億3300万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。中国と米国が貿易交渉を開始すると伝わったことや、中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝行長がこの日の記者会見で預金準備率と政策金利の引き下げを含む10項目の金融緩和措置を発表したことを好感。もっとも、米中協議をめぐっては先行き不透明感が依然根強く、朝方は上昇率が1%を超えたものの、その後は上げ幅を縮小した。
セクター別では、軍需関連、化学肥料、農業関連、化学原料などが高い。半面、ゲーム、航空・空港運営、教育、宝飾品、半導体などが売られた。
A株市場では、中国太平洋保険(
601601)、中国光大銀行(
601818)、中国銀行(
601988)、中国人寿保険(
601628)など金融株の上昇が目立った。調味料メーカーの仏山市海天調味食品(
603288)、バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、風力発電設備の金風科技(
002202)、家電メーカーの海信家電集団(
000921)なども買いを集めた。半面、前日に高かった航空会社の中国東方航空(
600115)と中国国際航空(
601111)が反落したほか、自動車部品メーカーのウェイチャイ・パワー(
000338)、寧波均勝電子(
600699)、企業向けクラウドの用友網絡科技(
600588)などが下げた。
上海B株指数は0.87%高の260.09ポイント、深センB株指数は0.36%高の1184.27ポイント。