休場明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。終値は前営業日比0.70%高の22662.71ポイントだった。中国企業指数は0.37%高の8261.61ポイント。メインボードの売買代金は概算で2133億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、序盤は前営業日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、その後はもみ合いながら上げ幅を拡大した。終値ベースで4月3日以来、およそ1カ月ぶりの高値を再び更新した。米中の関税交渉が進展することへの期待や、連休明けの本土市場で上海総合指数が心理的節目の3300ポイントを回復したことが買いを支えた。
ハンセン指数構成銘柄では、ボトル入りウオーターの農夫山泉(
09633)、宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)、生活関連アプリ運営大手の美団(
03690)が急伸。大型ネット株のテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)が買われ、指数を押し上げた。半面、医薬品関連の石薬集団(
01093)、薬明生物技術(
02269)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、教育関連の新東方教育科技(
09901)、不動産管理サービスの華潤万象生活(
01209)などが下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.09%安の5239.50ポイント。蔚来集団(
09866)、小鵬汽車(
09868)、舜宇光学科技(
02382)、小米集団(
01810)が下落率上位。半面、美団、テンセント・ミュージック(
01698)、快手科技(
01024)が上昇率上位だった。