2025-05-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反発、3300ポイント超え 貴金属株が全面高
休場明け6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.94%高の3309.95ポイントだった。深セン成分指数は1.66%高の10064.21ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8492億9400万元だった。
上海総合指数は次第に上げ幅を広げ、心理的節目の3300ポイントを上抜けて前場の取引を終えた。連休中に中国当局とトランプ米政権から関税交渉入りに前向きな発言があったことで、幅広いセクターで買いが優勢となった。中国商務部は2日、米国が打診した通商協議の可能性を評価中だと明らかにした。一方、ベッセント米財務長官は、5日放送された米CNBCのインタビューで、関税を巡る中国との交渉が「数週間以内に大きな進展があり得ると考えている」と述べた。人民元の対米ドル相場の上昇も投資家心理を支えたもよう。
セクター別では貴金属が全面高のほか、電源設備、コンピューター、コンシューマーエレクトロニクス、通信機器が高い。一方、銀行が逆行安。
上海B株指数は1.11%高の256.84ポイント、深センB株指数は0.63%高の1177.41ポイントだった。