2025-05-06 |
中国/政策/その他 |
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対中関税、「いずれは引き下げるつもり」=トランプ米大統領
トランプ米大統領は、中国からの輸入品にかける追加関税をいずれ引き下げる考えを示し、中国経済が困難に直面していると指摘した。米国は4月初めに中国製品に対する追加関税を発動した。従来の関税とあわせた税率は最大245%に上る。中国も対抗措置として、米国からの輸入品に125%の報復関税を課しており、両国の貿易は滞っている。トランプ氏は4日に放映された米NBCのインタビューで、対中関税引き下げの可能性について問われ、「どこかの時点で関税を引き下げるつもりだ。さもなければ中国とビジネスなどできないし、中国は非常に米国とビジネスをしたがっている」と答えた。香港情報紙『信報』が5日、外電を引用する形で伝えた。
トランプ氏は中国当局の最近のコメントを評価し、「前向きなシグナルを発している」と述べた。もっとも、両国間で成立し得るいかなる合意も「公平」でなければならないと改めて強調した。中国商務部は2日、米国が打診した通商協議の可能性を評価中だと明らかにしている。