ゴールドマン・サックスは最新のリポートで、香港取引所(
00388)の目標株価を378HKドルから2%引き上げて386HKドルとした。2025年予想株価収益率(PER)34倍を反映し、13%の上昇余地があると指摘。投資判断は「買い」を維持した。『インフォキャスト』が2日伝えた。
ゴールドマンは、香港取引所の2025年1−3月期の純利益がおおむね予想通りで、投資収益は再び市場予想を上回ったと評価した。これを踏まえ、香港取引所の2025−26年通期1株当たり利益(EPS)予想をそれぞれ1%と2%上方修正し、11.33HKドル、10.83HKドルに設定した。
2024年7−9月期以降に株価が上昇しているものの、米国に上場する中国概念株(チャイナ・コンセプト・ストック)の香港市場回帰と、相互取引を通じて本土から香港に投資する南向き取引の参加率の上昇という二重の追い風により、香港取引所は依然として売買代金とEPSが拡大局面にあるとの見方を示した。
香港取引所の株価は日本時間午後2時16分現在、前営業日比2.99%高の351.00HKドルで推移している。