中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団（02899/601899）は4月30日大引け後、海外の金鉱山資産を全額出資子会社の紫金黄金国際の傘下に再編し、紫金黄金国際を香港証券取引所のメインボードに分離上場する計画を発表した。上場後も紫金黄金国際は紫金鉱業集団の支配下にとどまり、連結対象子会社となる。

　紫金黄金国際の傘下に再編される資産は主に南米や中央アジア、アフリカ、オセアニアにある金鉱山で、再編作業が現在進められている。計画はまだ初期段階にあり、実施には国有資産監督管理委員会の認可や株主総会での承認、香港証券取引所（00388）の認可などが必要となる。