2025-04-29 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:反発スタート、米中関税交渉に不透明感
29日の香港市場でハンセン指数は反発して寄り付いたものの、前日終値を挟んで一進一退の展開。関税を巡る米国と中国の関税交渉を巡る先行き不透明感が重荷となっている。トランプ米大統領が「タイム」誌のインタビューで、習近平国家主席から電話があったと語ったものの、中国外交部の報道官は28日、「私が把握している範囲では、両国首脳の通話は行われていない」として否定した。
ハンセン指数は始値で心理的節目の22000ポイントを上回り、日本時間午前10時49分現在、前日比0.61%高の22106.60ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2025年1−3月期決算を発表した無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が高い。医薬品関連の石薬集団(
01093)と阿里健康(
00241)、自動車メーカーの理想汽車(
02015)と吉利汽車(
00175)も買われている。半面、スポーツ用品の李寧(
02331)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)が安い。石油株のシノペック(
00386)とCNOOC(
00883)も下落。