24日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.74%安の21909.76ポイントだった。中国企業指数は0.73%安の8056.85ポイント。メインボードの売買代金は概算で2047億5000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に心理的節目の22000ポイントを割り、下げ幅を拡大すると、中盤以降もマイナス圏で推移した。指数は前日に2%超上昇し、終値で3日以来およそ3週間ぶりの高値を連日で更新した後とあって、目先の利益を確定する動きが広がった。また、トランプ米大統領は対中関税が現在の145%から大幅に下がることを示唆したものの、依然として不透明感は強く、様子見ムードが相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、フードデリバリー市場での対立が激化しているJDドットコム(
09618)が6%超、美団(
03690)が5%超それぞれ下落。バドワイザーAPAC(
01876)や快手科技(
01024)などの下落も目立った。半面、周大福珠宝(
01929)が7%近く上昇した。翰森製薬(
03692)やチャイナ・ユニコム(
00762)が買われたほか、四半期決算を発表した新東方教育科技(
09901)も高かった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.46%安の4975.89ポイント。JDドットコムや美団のほか、地平線機器人(
09660)や華虹半導体(
01347)が下落率上位だった。半面、蔚来集団(
09866)や同程旅行(
00780)が買われた。