2025-04-24 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続落、方向感とぼしく 節目付近の売り圧力を意識
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.10%安の3292.98ポイントだった。深セン成分指数は0.66%安の9869.91ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7590億200万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。小安く寄り付いた後にプラス圏に浮上し、心理的節目の3300ポイントに乗せた。ただ、勢いは続かず、中盤に下向きに転じると、再びマイナス圏に沈んだ。トランプ米政権が中国からの輸入品に課している高額関税を大幅に引き下げることを検討していると伝わり、米中貿易摩擦を巡る懸念がやや後退したものの、先行き不透明感は依然根強い。指数が約3週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、節目付近の売り圧力が意識された。
セクター別では、ソフトウエア開発、通信サービス、インターネットサービス、航空機製造・宇宙関連などが安い。半面、銀行と保険が全面高。電力、美容・ケア、製薬なども買われた。
上海B株指数は0.1%安の254.78ポイント、深センB株指数は0.57%安の1172.08ポイントだった。