11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反落。終値は前日比2.55%安の3217.74ポイントだった。深セン成分指数は3.92%安の10060.74ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5720億2000万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移。心理的節目の3300ポイントを下回って寄り付いた後、一時、3200ポイントを割る場面もあった。終値は9月27日以来、2週間ぶり安値だった。政策期待は強いものの、最近の大幅な上昇を受けて利益確定の売りが広がったほか、週末には物価統計も発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなった。セクター別では、風力発電設備が全面安となったほか、半導体やバッテリーなどを中心に幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、貴金属が買われた。
A株市場では、永輝超市(
601933)や招商証券(
600999)、用友網絡科技(
600588)などが大幅安となったほか、恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)や長春高新技術産業(
000661)も売られた。半面、合併計画を正式発表して前日に取引を再開した国泰君安証券(
601211)と海通証券(
600837)が連日でストップ高を付けた。
上海B株指数は1.68%安の269.08ポイント、深センB株指数は1.54%安の1207.91ポイント。