中国の半導体ファウンドリー大手、華虹半導体(
01347)は8日大引け後、2024年7−9月期の売上高が5億−5億2000万米ドルとなり、前四半期比で拡大する見通しを明らかにした。粗利益率は10−12%と見込む。
同時に発表した2024年4−6月期決算で、売上高は前四半期比4.0%増の4億7900万米ドルとなり、同社が5月に示した見通しの範囲内だった。純利益は79.0%減の700万米ドル。粗利益率は10.5%と前四半期から4.1ポイント上昇し、同社見通し(6−10%)を上回った。
同社の唐均君総裁は4−6月期の業績について「半導体市場は底入れして徐々に復調しつつある。需要は数四半期にわたり低迷していたが、コンシューマーエレクトロニクスなどの川下セクターの持ち直しを背景に、拡大基調に戻る兆しがある」と述べた。また、12インチウエハー生産ラインの建設を急ピッチで進めており、年内に試験生産を始めると明らかにした。
華虹半導体の8日終値は前日比0.72%安の19.28HKドル。