2024-08-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、一時17000ポイント回復も 買い戻しが支え
8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.71%高の16998.45ポイントだった。中国企業指数は0.87%高の5984.94ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で548億3000万HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が下落した流れを引き継いで安く始まったものの、徐々に下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上した。一時、心理的節目の17000ポイントに乗せる場面もあったが、同節目をわずかに下回って前場の取引を終えた。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったほか、深セン市が保障性住宅として活用するため、売れ残った住宅在庫を買い取ると発表したことも好感された。一方、米長期金利の上昇や地政学的リスクが嫌気されたほか、中国では9日に物価統計の発表が控えており、様子見ムードも強まり相場の重しとなった。
個別では、テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)が買われて指数を押し上げたほか、龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)など本土不動産株も買われた。創科実業(
00669)や舜宇光学科技(
02382)の上昇も目立った。半面、康師傅控股(
00322)や東方海外(
00316)が売られた。