7日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前日比1.38%高の16877.86ポイントだった。中国企業指数は1.38%高の5933.17ポイント。メインボードの売買代金は概算で956億6000万HKドル。
ハンセン指数は中盤まで次第に上げ幅を拡大。前日は終値ベースで4月22日以来およそ3カ月半ぶりの安値を連日で更新しただけに、幅広いセクターで買いが優勢だった。6日のNY株式相場が反発し、米国の景気後退(リセッション)への過度な警戒感が和らいだ。もっとも、心理的節目の17000ポイントに迫る水準では上値が重く、終盤に上げ幅を縮めた。午前に発表された7月の中国貿易統計は、米ドル建ての輸出が市場予想から下振れした半面、輸入は市場予想を上回った。
ハンセン指数構成銘柄では、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)と乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が大幅に反発。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、電力大手の華潤電力控股(
00836)は続伸した。前日に2024年6月中間決算を発表した創科実業(
00669)と九龍倉置業地産(
01997)も買われた。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が続落した。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)と阿里健康(
00241)も安い。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.17%高の3381.71ポイントと続伸。中国ミニブログ大手のウェイボー(
09898)、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)が大幅に続伸した。一方、電気自動車の小鵬汽車(
09868)、企業向けクラウドサービスのキングソフト(
03888)が下落した。