1日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.23%安の17304.96ポイントだった。中国企業指数は0.34%安の6086.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で940億5000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。米国が9月にも利下げを実施するとの見方が支えとなった半面、中国の景況感の悪化に対する懸念が地合いを冷やした。午前中に発表された7月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と、市場予想の51.5を下回った。前月比2ポイント低下し、9カ月ぶりに50を割り込んだ。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車ディーラーの中升集団(
00881)が大幅安。スポーツ用品の李寧(
02331)と安踏体育用品(
02020)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)と華潤置地(
01109)、火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)、ネット通販大手のJDドットコム(
09618)なども下げがきつい。前日前引け後に2024年6月中間決算を発表したハンセン銀行(
00011)が続落した。半面、香港公益株の電能実業(
00006)、中電控股(
00002)、長江インフラ(
01038)、ホンコン・チャイナガス(
00003)、香港不動産関連のLink REIT(
00823)と九龍倉置業地産(
01997)、石油メジャーのCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)などが買いを集めた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.15%安の3476.58ポイント。東方甄選(
01797)、小鵬汽車(
09868)、JDドットコム、同程旅行(
00780)が下落率上位。上昇は閲文集団(
00772)、テンセント(
00700)、キングソフト(
03888)、SMIC(
00981)、アリババ集団(
09988)の5銘柄のみだった。