2024-08-01 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、中国の景況感悪化を嫌気 財新製造業PMIが50割れ
1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.19%安の17311.49ポイントだった。中国企業指数は0.37%安の6084.36ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で532億2000万HKドル。
ハンセン指数は総じてマイナス圏でもみ合った。米国が9月にも利下げを実施するとの見方が支えとなり、プラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。中国の景況感の悪化に対する懸念が地合いを冷やした。日本時間の午前10時45分に発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と、市場予想の51.5を大幅に下回った。前月比2ポイント低下し、9カ月ぶりに50を割り込んだ。
個別では、自動車ディーラーの中升集団(
00881)、スポーツ用品の李寧(
02331)、ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、製薬会社の翰森製薬(
03692)が大幅安。本土不動産株の龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)なども下げがきつい。半面、香港公益株の電能実業(
00006)、長江インフラ(
01038)、ホンコン・チャイナガス(
00003)、中電控股(
00002)や、台湾系食品メーカーの康師傅控股(
00322)、中国通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)などが逆行高を演じた。