2024-08-01 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、財新中国製造業PMIの予想下振れなどを嫌気
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.22%安の2932.14ポイントだった。深セン成分指数は0.95%安の8671.30ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5172億4800万元だった。
上海総合指数は序盤に高くなる場面もあったが、マイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月の利下げの可能性が示されたことが好感されたが、きょう午前に中国メディアの財新が発表した2024年7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.8と、市場予想の51.5を下回ったことが嫌気された。また、指数は前日に2%超上昇した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなったほか、半導体などを巡る米中の対立激化も警戒された。セクター別では、バッテリー素材と石炭が全面安。酒造やゲームも売られた。半面、輸送設備や自動車、鉄道・道路などが買われた。
上海B株指数は0.42%安の236.96ポイント、深センB株指数は0.71%安の1115.47ポイントだった。