2024-08-01 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(7月31日):ダウ99米ドル高と続伸 9月利下げ見通しを受けナスダックが2.6%高
7月31日のNY株式相場は上昇。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の好決算発表を好感して前日に大きく下落したエヌビディアが急反発し、ハイテク株が総じて上昇する中、米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月の利下げの可能性が示されたことが好感された。
ダウ平均は一時455米ドル高まで上昇し、99.46米ドル高(+0.24%)と2日続伸して終了。S&P500は一時2.12%高まで上昇後、1.58%高と反発して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.64%高と大幅反発した。7月月間ではダウ平均が4.41%高、S&P500が1.13%高とともに3カ月続伸した一方、ナスダック総合は0.75%安と3カ月ぶりに反落した。
S&P500の11セクターはITの3.95%高を筆頭に一般消費財、コミュニケーション、公益、資本財など7セクターが上昇し、ヘルスケア、不動産、生活必需品、金融の4セクターが下落した。上昇率トップのITではエヌビディアが12.81%高となったほか、AMDが4.36%高となり。インテル、オラクル、アドビも2%超上昇した。
FOMCでは予想通りに政策金利が据え置かれたが、声明文でインフレ率の2%目標に向けての進展があったとされたほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長も会見で9月利下げの可能性に言及した。FOMCの結果を受けて米ドルが下落し、米10年債利回りは前日の4.14%から4.03%に低下した。
引け後の動きでは、売上高と利益が予想を上回ったメタが時間外で7%超上昇した。クアルコムは好決算や強い見通しを発表し、一時7%高まで上昇したが、その後は終値を挟んで推移。アーム・ホールディングスは弱い見通しが嫌気され時間外で12%安となった。