2024-07-31 |
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NY市況(30日):ダウ203米ドル高と反発、エヌビディアが売られナスダックが大幅反落
30日のNY株式相場は高安まちまち。引け後からのマイクロソフト、メタ、アップル、アマゾンの決算発表を控え、人工知能(AI)分野での競争激化懸念が強まったエヌビディアが7.04%安となりハイテク株を中心に下落した一方、金融株やエネルギー株などが上昇した。デルタ航空が大規模システム障害による航空機の運航停止の損害調査を弁護士に依頼したとの報道を受けてクラウトストライクが9.72%安となったことや、テスラが4.08%下落したこともハイテク株の重しとなった。
ダウ平均はほぼ終日プラス圏で推移し、203.4米ドル高(+0.50%)と反発して終了。一方、S&P500は上昇してスタートしたものの、1.13%安まで下落し、0.50%安と3日ぶりに反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.28%安と3日ぶりの大幅反落となった。
S&P500の11セクターはエネルギー、金融、不動産、公益など7セクターが上昇し、IT、生活必需品、一般消費財など4セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は、トラベラーズ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースが2-3%高となった一方、弱い見通しが嫌気されたメルクが9.81%安、売上高が予想を下回ったプロクター・アンド・ギャンブルが4.84%安となった。
時間外ではマイクロソフトが一時6%安。売上高と利益が予想を上回ったものの、クラウド事業の売上高が予想を下回った。