週明け29日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げするとの期待から幅広いセクターで買いが先行している。26日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比2.5%上昇と5月(2.6%)から伸び率が縮小し、米インフレの鈍化基調が続いていると市場で受け止められたもよう。
指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比1.42%高の17262.69ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)、JDドットコム(
09618)、保険株のAIAグループ(
01299)が買われて相場の上昇を主導。中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も高い。一方、ビール大手の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)、オンラインゲームのネットイース(
09999)が下落している。