2024-07-24 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、250日移動平均割れ 本土株安が重荷
24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.62%安の17361.12ポイントだった。中国企業指数は0.51%安の6163.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で428億7000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、次第に下げ幅を広げる展開。前引けにかけて下げ渋ったものの、相場の強気と弱気の分かれ目となる250日移動平均(前引け時点で17454.70ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。中国本土の株式相場が下落し、香港市場の地合い悪化につながった。週内に2024年4−6月期の米実質国内総生産(GDP)と6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が発表されるとあって、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。
個別では、大型株のAIAグループ(
01299)と美団(
03690)が続落し、相場の重荷だった。前日大引け後に2024年4−6月期小売売上高を発表した周大福珠宝(
01929)は6%近く下落。飲料大手の農夫山泉(
09633)、華潤ビール(
00291)、バドワイザーAPAC(
01876)、不動産開発の龍湖集団(
00960)も安い。一方、オンラインゲームのネットイース(
09999)、発電大手の華潤電力控股(
00836)、石油大手のシノペック(
00386)とCNOOC(
00883)が反発した。