2024-07-24 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(23日):ダウ57米ドル安と小幅に反落、アルファベットなどの決算発表を控え様子見
23日のNY株式相場は小幅安。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待を背景に小型株や景気敏感株の堅調が続いたものの、前日にハイテク株を中心に上昇した反動や、引け後のアルファベット、テスラの決算発表を控えた様子見が強まり、総じて上値の重い展開となった。
ダウ平均は112米ドル高まで上昇したが、57.35米ドル安(-0.14%)と小幅安で終了。S&P500は0.38%高まで上昇後、0.16%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.67%高まで上昇後、0.06%安で終了。主要3指数がそろって小幅に反落した。
一方、小型株指数のラッセル2000は1.02%高と2日続伸した。S&P500の11セクターは素材、金融、一般消費財の3セクターが上昇し、エネルギー、公益、生活必需品、コミュニケーションなど8セクターが下落した。
ダウ平均採用銘柄はボーイングが4.24%高、アマゾン・ドット・コムが2.11%高となり、トラベラーズ、ゴールドマン・サックスも1%超上昇した一方、ウォルト・ディズニーが3.39%安、マクドナルドが2.12%安となり、ナイキ、シェブロン、インテルなどが1%超下落した。
決算発表銘柄は売上高と利益が予想を上回ったGEエアロスペースやロッキード・マーチン、ダナハーが軒並み5%超上昇した一方、売上高と利益が予想を下回ったユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が12.05%安と急落し、52週安値を更新。ゼネラル・モーターズ(GM)もEV生産計画の遅れが嫌気され6.42%安となった。
引け後に決算を発表したアルファベットはユーチューブの広告収入が予想を下回り、株価は時間外で1%超下落。テスラは利益が予想を下回り、株価は時間外で約7%安となった。