23日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.94%安の17469.36ポイントだった。中国企業指数は0.95%安の6194.69ポイント。メインボードの売買代金は概算で858億2000万HKドル。
ハンセン指数は小高く始まった後、ほどなくマイナス圏に沈むと、後場に入って下げ幅を拡大した。バイデン米大統領が11月の米大統領選から撤退し、カマラ・ハリス副大統領が民主党の有力候補となったことで、政治を巡る不透明感が後退し、序盤は買いが広がった。ただ、本土市場の下落が嫌気されたほか、米国では25日に4−6月期の国内総生産(GDP)、26日には6月の個人消費支出が発表される予定で、様子見ムードが相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、米投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが一部保有株を売却したBYD(
01211)が3%超下げたほか、BYDエレクトロニック(
00285)と翰森製薬(
03692)が4%超下げた。半面、チャイナ・ユニコム(
00762)が2%超上昇したほか、中国工商銀行(
01398)や中国銀行(
03988)など銀行株も高かった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.82%安の3545.09ポイント。BYDエレクトロニックのほか、華虹半導体(
01347)やセンスタイム(
00020)が下落率上位だった。