新薬中心の医薬品メーカー、緑葉製薬(
02186)は23日朝方、深セン市政府系ファンドの深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業(有限合夥)が、全額出資子会社の緑葉製薬(深セン)に最大16億元を出資することについて条件付きで同意したと発表した。出資完了後、深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業は緑葉製薬(深セン)の株式34.8%を保有することになる。
緑葉製薬(深セン)は緑葉製薬が2023年に設立した持ち株会社で、唯一の資産は南京緑葉製薬の出資持ち分75%と、現在活動を停止している南京緑葉製薬の子会社のみ。 南京緑葉製薬およびその子会社は、主に腫瘍治療分野に重点を置いた医薬品の製造と販売を手掛けている。
深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業は出資を段階的に進める予定。まず、10億元を投じて緑葉製薬から南京緑葉製薬の出資持ち分25%を取得した上で、株式交換により緑葉製薬(深セン)に注入する。これにより南京緑葉製薬は緑葉製薬(深セン)の全額出資子会社となる。また、深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業は緑葉製薬(深セン)の増資に応じて6億元を出資する。
深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業のファンドマネジャーは深セン市投資控股が全額出資する深セン市投資控股資本で、その最終的な受益者は深セン市政府国有資産監督管理委員会となる。緑葉製薬は子会社を通じて深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業に9%出資している。
深セン市緑葉私募股権投資基金合夥企業は緑葉製薬(深セン)が2029年末までに分離上場を実現できなかった場合、緑葉製薬側に対し、取得した緑葉製薬(深セン)と南京緑葉製薬の株式を買い戻すよう要求できる。