2024-07-22 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(19日):ダウ377米ドル安と続落、ナスダックが3日続落し週間で3.65%安
19日のNY株式相場は続落。年初から相場をけん引してきたハイテク・ジャイアントからの資金ローテーションの動きが続く中、世界的なシステム障害の発生を受けてリスク回避が強まったことや、トラベラーズなどの決算発表銘柄が大幅安となったことも重しとなった。セキュリティー・ソフトの更新が大規模システム障害の原因とされたクラウドストライクは11.10%安と急落し、マイクロソフトも一時1.90%安まで下落し、0.74%安で終了した。
ダウ平均は軟調にスタートすると、終盤に461米ドル安まで下落し、377.49米ドル安(-0.93%)と2日続落して終了。S&P500とナスダック総合は小高くスタートしたものの、それぞれ0.71%安、0.81%安で終了し、ともに3日続落となった。S&P500の11セクターはヘルスケア、公益を除く9セクターが下落。エネルギー、IT、金融が1%超の下落となった。
ダウ平均採用の30銘柄はメルク、ナイキなど7銘柄が上昇した一方、決算が嫌気されたトラベラーズが7.76%安となったほか、インテルが5.42%下落し、アメリカン・エキスプレス、キャタピラーも2%超下落した。
週間ではS&P500が1.97%安と3週ぶりに反落し、ナスダック総合は3.65%安と7週ぶりの大幅反落となった一方、ダウ平均は0.72%高と3週続伸。小型株指数のラッセル2000は1.68%高と2週続伸した。セクター別ではエネルギー、不動産、金融、生活必需品など5セクターが上昇した一方、ITが5.14%安となり、コミュニケーション、一般消費財が2%超下落。公益、素材、ヘルスケアも週間で下落した。