19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに大幅反落。前場終値は前日比2.12%安の17401.86ポイントだった。中国企業指数は2.29%安の6162.57ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で556億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、ほぼ一本調子で下げ幅を拡大。相場の強気と弱気の分かれ目となる250日移動平均線(前引け時点で17480.22ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。前日の米株式市場で主要3指数が下落し、米長期金利が上昇したことから幅広いセクターが売りに押された。中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が18日に閉幕し、材料出尽くし感も広がったもよう。
個別では、不動産株の華潤置地(
01109)、華潤万象生活(
01209)、龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)がそろって大幅に下落。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、石油大手のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)は反落した。食品・飲料株の農夫山泉(
09633)と中国蒙牛乳業(
02319)も売られた。一方、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が逆行高。