18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.21%高の17776.73ポイントだった。中国企業指数は0.16%高の6307.45ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で467億5000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。米バイデン政権が中国に対する半導体関連の規制を強化するとの報道などを受けた前日の米ハイテク株安が嫌気されたものの、米利下げ期待や、きょうまで開かれる中国共産党の重要会議、第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)への政策期待が相場を支えた。
個別では、ミネラルウオーター大手の農夫山泉(
09633)が急伸。農夫山泉のボトル入りウオーターについて、香港消費者委員会は「臭素酸塩の含有量が欧州連合(EU)の基準値上限に達している」とした報告に分類の誤りがあると認め、謝罪した上で製品評価を当初の4.5つ星から5つ星に引き上げた。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、不動産関連サービスの華潤万象生活(
01209)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)なども高い。半面、スポーツ用品の李寧(
02331)、スマートフォン部品関連の舜宇光学科技(
02382)、BYDエレクトロニック(
00285)、ネット株の百度(
09888)、トリップ・ドットコム(
09961)などが売られた。