17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。終値は前日比0.45%安の2962.85ポイントだった。深セン成分指数は0.47%安の8835.14ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6750億9600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。週明けに発表された4−6月期の国内総生産(GDP)の予想下振れなどを受けて、中国景気の先行き不安が引き続き重荷となった。上海総合指数は小幅ながらも前日まで4営業日続伸した後とあって、利益確定売りも出た。
セクター別では、コンシューマーエレクトロニクス、電子部品が反落。通信設備、光学光電子、非鉄金属、電機なども安い。半面、保険が全面高となったほか、バイオ製品、医療サービスなどが買われた。
A株市場では、浙江水晶光電科技(
002273)、欧菲光集団(
002456)、富士康工業互聯網(
601138)などテック株の下げが目立った。アルミメーカーの中国アルミ(
601600)、バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)なども大幅安。半面、小売里関連の王府井集団(
600859)、中国旅遊集団中免(
601888)、永輝超市(
601933)、保険大手の中国太平洋保険(
601601)、中国人寿保険(
601628)、教育関連の中公教育科技(
002607)などが大幅逆行高を演じた。
上海B株指数は0.41%安の232.86ポイント、深センB株指数は0.17%高の1132.59ポイントだった。