2024-07-16 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況:ダウ210米ドル高と4日続伸し史上最高値を更新
15日のNY株式相場は続伸。ゴールドマン・サックスが予想を上回る決算を発表し、金融株が上昇したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が、インフレが目標とする2%に低下する前に利下げを決断することを示唆したことが好感された。銃撃されたトランプ前大統領が無事だったことで秋の大統領選での共和党の優勢が予想され、共和党の政策が追い風となるエネルギー株や、ユナイテッドヘルスなどのヘルスケア株の一角が上昇したことも相場を押し上げた。
ダウ平均は一時350米ドル高まで上昇し、210.82米ドル高(+0.53%)と4営業日続伸。先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも約2カ月ぶりに最高値を更新した。S&P500も6日連続で取引時間中の史上最高値を更新し、0.28%高と2日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.40%高と続伸した。小型株指数のラッセル2000は1.80%高と大幅に4営業日続伸。終値で2022年1月以来の水準を回復した。
S&P500の11セクターはエネルギー、金融、資本財、ITなど6セクターが上昇し、公益、生活必需品、ヘルスケアなど5セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はキャタピラーが3.03%高となったほか、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、アメリカン・エキスプレスが2%超上昇し、アップル、シェブロンも1.5%超上昇。一方、ナイキが2.87%安となり、ボーイング、ベライゾン、3M、プロクター・アンド・ギャンブルが1%超下落した。