週明け15日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.52%安の18015.94ポイントだった。中国企業指数は1.70%安の6421.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で911億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前場にじりじりと下げ幅を拡大。後場に入ると心理的節目の18000ポイント付近でもみあい、同水準を守って引けた。前週末は終値ベースで6月20日以来およそ3週間ぶりの高値を付けただけに、幅広いセクターで利益を確定する売りが優勢。中国の経済指標を受け、内需低迷が改めて意識されたもよう。中国国家統計局が午前に発表した2024年4−6月期国内総生産(GDP)と6月の小売売上高がともに市場予想から下振れした。中国人民銀行(中央銀行)が前週末に発表した6月の金融統計も総じて弱い内容だった。
ハンセン指数では、中国検索サービス大手の百度(
09888)と医薬品ネット通販の京東健康(
06618)が大幅安。スポーツ用品の李寧(
02331)、中国ネット通販のJDドットコム(
09618)、ミネラルウオーターの農夫山泉(
09633)は反落した。前週末に大きく買われた不動産株の龍湖集団(
00960)、長江実業集団(
01113)、華潤万象生活(
01209)、中国海外発展(
00688)も下落した。一方、自動車販売bの中升集団(
00881)、エネルギー資源株の中国神華能源(
01088)とシノペック(
00386)が逆行高。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.44%安の3689.64ポイントと3営業日ぶりに反落。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(
00268)、動画プラットフォームのビリビリ(
09626)の下げがきつい。半面、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)が反発した。