週明け15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.39%安の18038.56ポイントだった。中国企業指数は1.56%安の6430.47ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で507億9000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、じりじりと下げ幅を拡大。心理的節目の18000ポイントに近づくと下げ渋ったものの、前場の安値圏で引けた。前週末は大幅に続伸し、終値ベースで6月20日以来およそ3週間ぶりの高値を付けただけに、幅広いセクターで利益を確定する売りが優勢。中国景気の不透明感も改めて意識された。中国国家統計局が午前に発表した2024年4−6月期国内総生産(GDP)と6月の小売売上高がともに市場予想から下振れした。中国人民銀行(中央銀行)が前週末に発表した6月の金融統計も総じて弱い内容だった。
個別では、中国検索サービス大手の百度(
09888)と都市ガスの新奥能源(
02688)の下げがきつい。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、スポーツ用品の李寧(
02331)、宝飾品販売周大福珠宝(
01929)は反落。前週末に大きく買われた不動産株の龍湖集団(
00960)、長江実業集団(
01113)、中国海外発展(
00688)も下落した。一方、オンラインゲームのネットイース(
09999)が小幅ながら逆行高。