2024-07-12 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、米利下げ観測広がる 不動産株に買い
12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.98%高の18185.53ポイントだった。中国企業指数は1.92%高の6494.18ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で653億8000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の18000ポイントを回復。米長期金利の低下を受けた買いが相場を押し上げた。11日発表の米6月消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げするとの観測が広がった。前場に発表された中国の6月の貿易統計で、米ドル建て輸出が市場予想から上振れしたことも投資家心理を支えたもよう。
個別では不動産株の上昇が目立ち、龍湖集団(
00960)、恒基兆業地産(
00012)、Link REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)、華潤万象生活(
01209)、華潤置地(
01109)が大幅高だった。電動工具の創科実業(
00669)、スポーツ用品の李寧(
02331)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)は続伸。海外市場でのセカンダリー上場を検討していると前日大引け後に発表した長江インフラ(
01038)も高い。一方、前日買われた中国宏橋(
01378)が5%超下落。電力大手の華潤電力控股(
00836)、海運大手の東方海外(
00316)、石炭大手の中国神華能源(
01088)は続落した。パソコン大手のレノボグループ(
00992)も売られた。