安徽省拠点の鉄鋼大手、馬鞍山鋼鉄（00323/600808）は10日大引け後、2024年6月中間決算で純損失が11億4800万元前後となる見通しを明らかにした。赤字額は前年同期の22億3500万元から約10億8700万元減少すると見込む。非経常損益を除いた純損失は12億4000万元前後となる見通し（前年は26億2900万元の赤字）。

　需要低迷や鋼材価格の下落、原燃料価格の高止まりなどに直面したものの、生産・販売の強化や効率向上などに取り組んだと説明。黒字化には至らなかったものの、赤字額は縮小したとしている。