2024-07-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、中国の景気不安が重荷 6月の中国CPI予想下振れ
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.33%安の2949.66ポイントだった。深セン成分指数は0.33%高の8734.71ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4481億5000万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。寄り付きとほぼ同時に発表された中国の6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%上昇となり、上昇率が市場予想の0.4%を下回り、前月の0.3%から0.1ポイント低下した。中国の景気不安への懸念が重荷となるなか、金融統計や貿易統計の発表も週内に控え、投資家はリスクを取りにくかった。
セクター別では、教育が全面安。石炭、電力、不動産サービスなども安い。半面、バッテリー素材が全面高となったほか、自動車、自動車部品などが買われた。
上海B株指数は0.56%高の232.50ポイント、深センB株指数は0.03%高の1121.46ポイントだった。