ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のスポーツ用品大手、安踏体育用品(
02020)の投資判断を「買い」に維持し、目標株価を116HKドルに引き上げた。2024年4−6月期の小売販売額について、「安踏」ブランドが前年同期に比べ1桁後半の増加、「FILA」ブランドが1桁半ばの増加、「デサント」などのその他ブランド(アメアスポーツは含まない)が40−45%の増加となり、中国本土の消費市場が低迷する中、「安踏」ブランドの小売販売は市場予想と一致、またはわずかに上回ったと指摘した。「FILA」ブランドは予想を下振れたが、その他のブランドの高い伸びは満足のいく内容だったとしている。『AAストックス』が9日伝えた。
ゴールドマンは、「FILA KIDS」と「FILA FUSION」の低迷が「FILA」ブランドの足かせとなったものの、全体の販売は健全で柔軟性があったと指摘。すべてのブランドで営業利益率に上昇余地があるとした。
安踏体育用品の株価は日本時間午後4時47分現在、前日比2.45%安の69.60HKドルで推移している。